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投稿日:2017年1月10日

カテゴリ:スタッフブログ

あけましておめでとうございます。
押上の歯医者 なかや歯科クリニックのおおきたです。


昨日、帰省先から帰ってきました。
お餅つきにおせち作りと忙しく過ごしていました。

 

さて、数年前から腸内フローラと言う言葉を良く聞くようになりました。
ご存知の方も多いのではないでしょうか。


腸内フローラとは腸内細菌がお花畑のように腸内に存在していることを指し、
それには善玉と悪玉がいます。

悪玉が多くなると便秘や下痢になったり、
さらには生活習慣病や老化などにも関係します。
ですので善玉菌が多い正常な腸内環境を作りましょうというお話しです。

 

ところで、最近、テレビや雑誌等で口腔内フローラという言葉が
取り上げられるようになってきました。
この口腔内フローラは腸内フローラと言葉がよく似ていますね。


そうです、勘の鋭い方はもう気付いたかもしれません。


口腔内にも善玉菌と悪玉菌の細菌がいるのです。
その数は700種類1000億個以上になります。
これらの菌がお花畑のようにお口の中に存在しているので
口腔内フローラと呼びます。


正常な口腔内フローラの細菌の割合は善玉菌が9に対して悪玉菌は1です。
悪玉菌が0ということはないのですね。


善玉菌は外から侵入してくるウイルスや細菌が体内に入ろうとするのを
ブロックする働きがあることが分かっています。


一方、悪玉菌はというと、代表的なのが虫歯菌と歯周病菌です。


特にこの歯周病菌は最近の研究で血管を通って頭や心臓・足など、
体内のどこにでも移動し
それが脳梗塞や心筋梗・肝炎やリュウマチまでも引き起こす原因の
一役をかっているのではないかと言われています。


現に、脳梗塞を起こした人の脳や
心筋梗塞を起こした人の心臓・肝炎を起こした人の肝臓・
さらにはガンからも歯周病菌が見つかっているのです。

 

あるテレビ番組で、歯みがきを1週間しなかったらどうなるか
という実験をしていました。


実験前のお口の細菌数が1000億個だったのに対して
1週間後は1兆個にまで増えていたのです。
そして増えていたのはもちろん悪玉菌です。


正常な細菌バランスが善玉菌9に対して悪玉菌1であるのが、
実験後は善玉菌6悪玉菌4の割合になっていました。


しかし、血液検査では血液の中からは細菌はみつかりませんでした。
そうです、悪玉菌が増えたからと言ってすぐに
血管内に侵入することはないのです。


ではどうやって歯周病菌は他の臓器まで移動するのでしょうか。

 

本来、歯周病菌が好むのは空気の無い隙間です。
歯周病菌は歯茎を弱らせ、歯を支えている骨を溶かし、
歯と歯茎の間にある歯周ポケットと言われる隙間を深くしていきます。


この歯周ポケットが深くなると骨の中にある血管まで到達し、
歯周病菌が血管内に侵入し全身をめぐるという仕組みです。

やはり、この悪玉菌である歯周病菌・虫歯菌を増やさない
というのが口腔内フローラの正常を保つ秘訣なのです。


毎日のお口のケアと共に歯科クリニックのでお掃除で
悪玉菌の数を減少させる・増やさないが大切ですね。

 

 

おおきた

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