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キーンという音の正体

投稿日:2016年12月2日

カテゴリ:スタッフブログ

 

こんにちは、押上の歯医者 なかや歯科クリニックのおおきたです。

 

歯科医院で治療を受けていると
口の中で何が起きているのか分かりませんよね。

今日は治療中のギモンに答えていきたいと思います。

 

歯を削る処置を受けているとキーンという音が聞こえてくると思います。

あれの正体は何なのでしょうか?

 

歯の表面はエナメル質という硬い層でできています。

このエナメル質は人体の中で最も硬い部位なのです。

この硬いエナメル質を削るには、
世界で一番硬い鉱物であるダイヤモンドを使用する必要があります。

なぜなら、エナメル質とダイヤモンドの硬さはほぼ同じだからです。
(モース高度 エナメル質:7 ダイヤモンド10)

虫歯治療等ではダイヤモンドの粉末がついたバー(ダイヤモンドバー)を
エアタービンという器械に付けて歯を削っていきます。

エアタービンは空気の力によって1分間に30~50万回転します。

これがキーンという音を出す正体です。

エアタービンの先にダイヤモンドバーを付けると
バーが高速回転するので、それによって歯が削れるという仕組みです。

さらに、歯を高速で削るため熱が発生します。

この熱を冷却させるため、同時に水が出ます。

この水は冷却させる目的とともに、ダイヤモンドバーの目詰まりを防いだり、削る面をキレイにして施術部位を見やすくするという働きもあります。

 

ところで、歯を削っているとお口の中に水が溜まって
知らないうちに飲んでしまったという経験はありませんか?

治療中はバキュームで水や唾液を吸っていますが、
それが追いつかない時があります。

お口に溜まった水には、
器械から出ている水のほかに唾液や歯の微粒子が混ざっていますが、
どれも歯を削る前からお口の中にあったものがほとんどなので、
多少飲み込んでしまっても人体に害はありませんので心配しないで下さい。

とはいえ、あまり気持ちの良いものではありませんよね。
お口に中に水が溜まって気持ち悪い時は
左手を少し上げて合図していただければありがたいです。

 

ちなみに、
「何かあった時は左手を挙げてください」と、どの歯医者さんでも言われると思いますが、『左手』というのには理由があります。

術中はたいていの場合、患者さんの右側で右手に器具を持っています。
ですので、『右手』を挙げてもらうと、
器具を持った手などに当たってしまい、思わぬ事故を招きかねないのです。

 

皆さんのご協力よろしくお願いします。

 

おおきた

 

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