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食育のおはなし①

投稿日:2017年2月20日

カテゴリ:スタッフブログ

こんにちは。押上の歯医者 なかや歯科クリニックのおおきたです。

 

お口は言葉をしゃべること、呼吸をすることにも大きく関わりますが、
ご飯を食べる為にも大切な器官です。
そこで、数回に渡って「食育」についてお話していきます。

まず今回はお母さんのおなかの時期(胎児期)の食育についてお話ししていきます。

 

お口や歯はお母さんのお腹のなかにいる時につくられます。

妊娠初期の7週目には乳歯のもとが作られ始め、
10週までにはすべての乳歯がすでに発生しています。

また14周目には永久歯のもとが作られ始め
出産後も時間をかけて成長していきます。

さらに、舌にある味を感じる器官の「味蕾」も7週目ころから作られ始め、
羊水を通して味覚も形成されていきます。

羊水はお母さんの摂った食事が大きく影響します。

また、赤ちゃんはお腹の中で口を開けたり、
唇をうごかしたり、指吸いをしたりすることで
出産後すぐにおっぱいを飲むための練習をしています。

このようにお腹の中ですでに『食べる』という発達をしているのです。
ですので、お母さんが規則正しいライフスタイルや
バランスの良い食事をとることが重要になってくるのです。

 

さらに、胎盤を通して歯を強くするカルシウムやリンが
胎児に届けられるのですが、お母さんの栄養状態が悪いと
赤ちゃんの歯が弱くなってしまうと考えられています。

 

近年、羊水の中でお口の中にいるはずの細菌(歯周病菌)が見つかったという報告がありました。

お口の中で繁殖した細菌が血液によって運ばれ羊水の中に入ります。
免疫細胞が赤ちゃんを守るためにこの菌を攻撃しますが、
その際につくりだされる活性物質が羊水とともに
赤ちゃんを包んでいる羊膜を傷つける結果、早産の危険性が上がるというものです。

海外の研究データでも歯周病が進んだ妊婦さんの早産・低体重児出産の危険が7倍になるといった報告もあります。

このように、妊娠する前および胎児期の頃からの口腔ケアは
生まれてくる赤ちゃんの健康に深く関わってくるのですね。

妊娠を希望されている女性、妊娠中のお母さんは
日頃からのライフスタイルの見直しとともに、
ぜひ お口のケアにも気を配ってくださいね。

 

おおきた

 

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